SDGsを洋服で考える2

こんにちは。
訪問いただきありがとうございます。
「似合う」と「好き」しか収納しないクローゼット作りを提案する
札幌発!クローゼットスタイリストの神田留理子です。

昨日のつづきですが
ファストファッションブランドが多く出てきたこともあり2000年から2014年の間に服の生産量は倍になり、2014年にはその数は10兆枚を超えたと言われています。
そして、買い替えのための廃棄も比例して増えていますが
この状況が、地球環境を悪くし温暖化にも影響を与えていることも想像がつくと思いますが

具体的には
・服を1年ではなく、2年着ることで年間24%まで廃棄を減らすことができる
・コットンのTシャツを一枚生産するために700ガロンの水が必要
・服を洗濯するとき、電力の80%が水の温度をあげるために使われている(低い温度で洗濯すべき)
・世界の水の汚染の20%は布のトリートメントや染めによるもの
・古着のリサイクル可能な確率は推定99%
・アパレル産業が消費している水の量は年間でオリンピックプール3200万個分
と、言われています。

だから、自分に何ができるのか
という話ですが、無理に服を買わずに、修理して過ごすとか、我慢するとか
そういうことではなく、ほんの少しだけたまに

  1. 持続可能な素材を選ぶ
    洋服の生産過程では、多くの水やエネルギー、化学物質が使われます。そのため、環境負荷の少ない素材で作られた洋服を選ぶことが重要です。
    ・オーガニックコットン、リサイクルポリエステルなどの素材は、環境負荷が少なく、サステナブルな選択肢です。
  2. 長く着られる服を選ぶ
    流行に左右されず、長く着られる服を選ぶことで、洋服の廃棄量を減らすことができます。
    ・シンプルなデザイン、高品質な素材で作られた服は、長く愛用することができます。
  3. 古着やリサイクル品を活用する
    新しい服を買うのではなく、古着やリサイクル品を活用することで、資源の節約に貢献することができます。
    ・フリマアプリやリサイクルショップなどを活用して、自分に合ったアイテムを見つけましょう。
  4. 服の修理やメンテナンスをする
    壊れた服をすぐに捨ててしまうのではなく、修理やメンテナンスをして長く使うようにしましょう。
    ・地域の修理店を探したり、自分で簡単な修理を学んだりするのもおすすめです。
  5. エシカルファッションのブランドを選ぶ
    環境や社会に配慮した生産をしている、**「エシカルファッション」**のブランドを選ぶのも一つの方法です。
    ・認証制度などを参考に、自分が納得できるブランドを選びましょう。
    これらのポイントを参考に、SDGsを意識した洋服選びを心がけましょう。

という選択肢もあるということを頭の片隅においておき、できる時にできることを始められたら良いのかな
と、思いました。

まとめ
なんやかんや、小難しい話をしてきましたが、
SDGsを意識した洋服選びは、環境問題や人権問題の解決に貢献するだけでなく、自分自身にもメリットがあります。
むやみに廃棄しないためにも、むやみに購入しない
むやみに購入しないためにも、自分の持っているものを把握できるクローゼットにしておく
むやみに購入しないためにも、自分に似合うもの、長く切られるものを選べる自分になる

ということに尽きるのではないでしょうか。
まずは自分にできることを見つけて今日から実践してみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。